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「マンデラ自由への長い道のり」信念の人生です。

アフリカの首長の息子として育ち、30代で南アフリカの反アパルトヘイトの若きリーダーとなり、44歳で投獄、27年間刑務所で過ごした後71歳で出所、70代後半で大統領就任、95歳で逝去。生涯3人の方と結婚。

これがマンデラ氏の簡単な経歴です。なんと波瀾万丈の人生・・・

その人生の中で底辺とも言える27年間の過酷な監獄生活の中、彼は投獄中のアフリカ人や有色人種の心の支えになるだけではなく、白人の看守とも心を通わせ、南アフリカ全体の自由への象徴でもあり続けました。

アパルトヘイト時の監獄生活は黒人は理不尽極まりない扱いを受け、生来正義感が強いゆえ直情的であった彼にとって耐え難いものであったと想像されます。

しかし、長い年月の間に彼は感情をコントロールし、敵も味方にするような洞察力を身につけます。

理不尽な状況で、自分のコントロールできるものとできないものを見分け、コントロール可能な自己内部を徹底的に磨き上げ、人間としての器を広げ、白人黒人関係なく他の人を尊重し、信頼関係を結べる人となったのでした。

逆境の中でこそ自己の内部を磨いていったことがマンデラ氏の偉人たる部分です。

結果、どんな過酷な運命にも翻弄されず、自分自身の人生を自ら創りあげ、信念を貫き通しました。

人は感情的になることで不本意に一番大切なものを失うことが多いです。

上司をぶつかって簡単に離職してしまったり、感情を爆発させることで居心地の悪い家庭にしてしまったり・・・

本当に手に入れたいものは何か?きっと描いていた理想と違う現実がそこにあることが多いのではないでしょうか?

自己洞察を深め、感情に振り回されない意思決定ができるようになると理想の人生に一歩近づきます。

彼が成し遂げたかったことは、私人として小さな家庭の幸福をでもなく、黒人優位の体制作りでもなく、人々があらゆる差別とは関係なく他の人を人として尊重しあうことのできる国創りでした。

その事がよくわかる彼の言葉が以下です。

「生まれながらにして肌の色や出身や宗教を理由に他人を憎む人は誰もいない。憎しみは後から学ぶものであり、もし憎しみを学ぶことができるなら、愛することも教えられるはずだ。愛はその反対の感情よりも、人間の心にとって自然になじむものだから」

マンデラ氏を描いた映画として

「インビクタス負けざる者たち」「マンデラの名も無き看守」なども合わせて観られるとよりマンデラ氏の偉大さがわかると思います。

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